「S(サド)な男性」と聞いて、どんな人を想像しますか?
オラオラ系で、暴力的で、自分勝手だと思っていませんか?

もしそう思っているなら、あなたは「エゴS男性」「自称S男性」に出会ったのかもしれません。

今回は、ついに私自身の性的嗜好に触れていきます。

ちなみに性癖診断はこんな感じでした。
Mっ気が引くほどなくて驚きます。
マスター、ケアギバー、デグレーダ、ドミナント傾向がかなり高く出ました。

このサイトから診断できますので、20分ぐらい暇な人はやってみてください。
意外と時間かかります。
サイトへ

※用語がわからない方はこれを見たらなんとなくわかります。
用語集へ
※需要の有無はさておき、僕との相性診断URLも置いておきます。
相性診断へ

この診断サイトを開発した際の工夫などについてはまた別記事で紹介します。

さて、話を戻しますが、
自分勝手に女性を攻める幼稚な支配欲を持った男性が多く存在しています。

彼らは、相手へのリスペクトに欠け、感情的に女性を支配する傾向があり、「自分が強い」と勘違いして興奮しているだけです。

例えるなら、エゴSは「感情で怒鳴り散らすパワハラ上司」であり、
ドミナントは「部下の能力を極限まで引き出す鬼上司」みたいな違いがあります。

感情的な男性は絶対にドミナントにはなれないと覚えておいてください。

本物のドミナントほど、普段は恐ろしいほど理性的で、冷静で、観察的です。
そして、彼らの中には「優秀な経営者」や「仕事ができるリーダー」がとても多いのも特徴です。

なぜか? それは、Sのプレイに求められるスキルが、ビジネスにおける「高度な管理能力(マネジメント)」そのものだからです。

今回は、誤解されがちな「ドミナント」という生き物について、その意外な正体を解剖していきます。

ドミナントは「運転手」であり、あなたは「乗客」である

一般的な男性のセックスが「自分が気持ちよくなること」をゴールにしているとしたら、ドミナントのゴールは少し違います。
私たちは、「自分がハンドルを握ることで、相手を目的地(快感)へ運ぶこと」に興奮を覚えます。

ドミナントにとっての鉄則。 それは、「相手が理性を飛ばして乱れるために、自分は絶対に理性を飛ばしてはいけない」ということです。

想像してみてください。
もしタクシーの運転手がお酒を飲んでいたら、乗客は安心して乗れませんよね?
それと同じです。

私がセックスの前にはお酒を飲まない理由でもあります。

「俺が手綱を握っているから、お前は安心して壊れていいよ」というメッセージです。
ドミナントが冷静なのは、冷たいからではなく、あなたが安心して乱れるための「安全装置」になっているからです。

「危険なこと」をするからこそ「安全」に気を配る

首を絞めたり、言葉で追い詰めたり。 S的なプレイは、一歩間違えば暴力や怪我につながります。 だからこそ、常に脳みそをフル回転させて「安全管理」をします。

「ここまでなら快感になるが、これ以上は暴力になる」という境界線を見極める必要があります。

ドミナントは自分の管理下で相手が怪我をしたり、怖い思いをしたりすることを、「恥」と考えているはずです。
 「俺は危険なことをするけど、俺といれば絶対に安全だ」 この矛盾したプライドこそが美学ではないでしょうか。

セックスでも「PDCAサイクル」を回す

S男性に経営者が多い理由の一つがこれです。セックスにおいても、まるで科学者のように「実験と検証(PDCA)」を繰り返します。

1. Plan:プロファイリングとシナリオ設計

まずは事前の「情報収集」から始めます。

その日の相手の状態に合わせて、「今日のゴール」を設定します。

2. Do(実行・テスト):多角的なA/Bテスト

ここでのポイントは、漫然とやるのではなく「意図を持って試す」ことです。
プレイ中にいくつものA/Bテストを行います。

一方的に攻めるというよりかは、「どれが彼女に刺さるか」を総当たりで探ります。

3. Check(評価・分析):「声」ではなく「不随意運動」

「喘ぎ声」は演技や自己陶酔の可能性があるため明確な評価基準にしません。
必ず体の反応を見ます。余裕がある時、人の手足は伸びています。
でも、本当に気持ちいい時や、刺激に耐えられない時、女性の足の指は無意識に「グー」の形に丸まったり、ピンと反り返ったりします。

また、肌を撫でた時、サメ肌みたいにザラッと鳥肌が立っているか。 それは恐怖じゃなく、脳が処理しきれない快感に震えているサインです。

身体反応を見て、「演技か、本気か」「まだ余裕があるか、限界か」を冷静にジャッジしていきます。

4. Action(改善):「経験のデータベース」への検索

もし「Plan」で立てた仮説が間違っていたら(例:拘束してみたけど、彼女が冷めてしまった)、瞬時に撤退(損切り)し、プランBへ移行します。

「うまくいかない方法」に固執せず、ゴールのために手段を躊躇なく捨てられる柔軟性が必要です。

「勃たない」こともある

しかし、この「冷静な観察眼」には弱点もあります。 S男性によくある悩みが、プレイ中に「息子が元気にならない(ED傾向)」、勃起のタイミングが一般とズレることがあるということです。
プレイ中は「観察」や「管理」に脳のリソースを割くため、プレイの最中はフル勃起していない(あるいは半勃起)というケースは実は多いです。

①交感神経(闘争)と副交感神経(勃起)の矛盾
医学的に、勃起には「リラックス(副交感神経)」が必要です。
しかし、Sプレイ(攻める、制御する)は「緊張・興奮(交感神経)」が優位になりやすい状態です。

②「監督」になりすぎてしまう
「今の声は良かった」「次はどう攻めるか」と頭で分析しすぎて、自分が当事者ではなく「映画監督」のような気分になり、性的な興奮が冷めてしまうのです。

③反応がないと不能になる 
S男性の勃起は「相手のリアクション」に依存しています。そのため、相手がマグロだったり、痛がっているだけで快感を得ていなかったりすると、「成果が出ていない」と脳が判断し、急速に萎えてしまうことがあります。 一般的な男性なら「穴があれば勃つ」かもしれませんが、S男性は「良い反応がなければ勃たない」という、ある意味で非常にデリケートな性質を持っています。

また、自分が射精することよりも「支配し続けること」を優先します。
長時間あなたを責め続け、あなたが完全にイッて無防備になった瞬間に、ようやく自分のスイッチを入れる。そのため自然と一般男性に比べてタイミングのズレが発生します。

結論:Sとは全責任を負って役割を全うすること

S男性は、相手の反応が悪ければ「相手が悪い」のではなく「自分の腕が悪い」と落ち込みます。 責任感と完璧主義、そして自分が疲れていても、相手を最高到達点へ連れて行くために動き続ける「自己抑制」の精神です。

もし、あなたのパートナーが、あなたの反応が悪かった時に不機嫌になったり、無理やり行為を続けたりするなら、残念ながらそれは「エゴS」です。

しかし、もし彼が、 「反応を引き出せなかった自分」を悔やみ、 誰よりも冷静にあなたの体調を気遣い、 行為中は鬼のように冷徹なのに、終わった瞬間に優しく抱きしめてくれるなら。

その彼は間違いなく「真のドミナント」です。

一般的にSは「奪う側」「好き勝手にする側」と思われがちですが、心理学的深層においては真逆です。
負荷を背負う責任と快楽が隣り合わせに存在しています。
マゾの快楽の本質が「責任からの解放(無防備になること)」であるのに対し、
ドミナントの快楽の本質は「全責任を負うこと」にあります。
相手の命、精神状態、快感の深さ、その後のメンタルケア。
これら全てを一人で背負い込むことで初めて成立する信頼関係の構築に喜び(ドーパミン)を感じます。

感想を少し

性科学シリーズでは、今回初めて自身の性的嗜好に触れました。
一応メタ認知能力は人よりある方でして、私自身こんなブログを書いてること自体痛い奴だなと思っていましたが、改めて自分自身は性的にも日常的価値観も中央値からズレて浮世離れしていると感じた回でした。

こんなブログをいつも読んでくださる方に感謝ですね。

ではまた。